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  1. 川崎市議会 2012-06-19
    平成24年  6月まちづくり委員会-06月19日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成24年  6月まちづくり委員会-06月19日-01号平成24年 6月まちづくり委員会 まちづくり委員会記録 平成24年6月19日(火) 午前10時00分開会               午後 0時23分閉会 場   所:602会議室 出席委員山田益男委員長、原典之副委員長、浅野文直、岩崎善幸、沼沢和明、      河野ゆかり、粕谷葉子、吉田史子、佐野仁昭、勝又光江、月本琢也各委員 欠席委員尾作均委員 出席説明員:(建設緑政局大谷建設緑政局長加藤総務部長鈴木緑政部長、濱見等々力緑地再編整備室長、       小金井道路管理部長北野庶務課長浅井公園管理課長平井等々力緑地再編整備室担当課長日比野管理課長 日 程  1 議案の審査    (建設緑政局)   (1)議案第100号 市道路線の認定及び廃止について  2 請願・陳情の審査    (まちづくり局)   (1)請願第 38号 都市再生機構賃貸住宅(旧公団住宅)を公共住宅として継続し、居住者の居住の安定を求める意見書提出に関する請願
       (建設緑政局)   (2)請願第 41号 「等々力緑地再編整備実施計画」と「等々力陸上競技場整備計画」に伴い廃止予告された、「等々力地区幹線生活道路を存続させること」に関する請願   (3)陳情第 72号 等々力緑地の木々の伐採に関する陳情  3 閉会中の継続審査及び調査の申し出について  4 そ の 他                午前10時00分開会 ○山田益男 委員長 ただいまからまちづくり委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。よろしくお願いいたします。  それでは日程に入りますが、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきましたので御了承を願います。  それでは、建設緑政局関係の議案の審査に入ります。  「議案第100号 市道路線の認定及び廃止について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎大谷 建設緑政局長 特にございませんので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○山田益男 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                 ( なし ) ○山田益男 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第100号 市道路線の認定及び廃止について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○山田益男 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                 ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○山田益男 委員長 まず、建設緑政局関係の請願・陳情の審査として、「請願第41号 「等々力緑地再編整備実施計画」と「等々力陸上競技場整備計画」に伴い廃止予告された、「等々力地区幹線生活道路を存続させること」に関する請願」及び「陳情第72号 等々力緑地の木々の伐採に関する陳情」を議題といたします。なお、2件はいずれも等々力緑地再編整備実施計画に関する内容ですので、2件を一括して審査したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、2件を一括して審査いたします。  まず、傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、傍聴を許可します。                 ( 傍聴者入室 ) ○山田益男 委員長 次に、事務局から請願文と陳情文を朗読させます。 ◎髙橋 書記 (請願第41号、陳情第72号朗読)  請願第41号について追加署名396名、合計981名。 ○山田益男 委員長 それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎大谷 建設緑政局長 それでは、「請願第41号 「等々力緑地再編整備実施計画」と「等々力陸上競技場整備計画」に伴い廃止予告された、「等々力地区幹線生活道路を存続させること」に関する請願」、「陳情第72号 等々力緑地の木々の伐採に関する陳情」につきまして、平井等々力緑地再編整備室担当課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 それでは、資料1をごらんください。等々力緑地再編整備の取り組みについて御説明いたします。  1、再編整備の取り組みの主旨でございますが、等々力緑地は本市の広域拠点として位置づけられている小杉駅周辺地区に隣接しており、運動施設や文化施設、市民の憩いの場など多面的な機能を有する貴重な地域資源として多くの市民の方々に親しまれている総合公園でございますが、陸上競技場硬式野球場などの施設について老朽化などの課題が指摘されているほか、災害時における機能の充実など、再編整備を進めることで、より一層の都市機能の強化など魅力を高めるまちづくりにつなげることが求められております。  資料の右上、2に等々力緑地整備の主な経過をお示ししております。  次に、資料の中段、3、再編整備に向けた検討体制でございますが、大規模施設の老朽化などの課題を踏まえ、本市では平成20年10月に等々力緑地再編整備検討委員会を組織し、緑地の再編整備の検討を進めてまいりました。検討委員会は、学識者、スポーツ関係者、商業・産業関係者、地域の代表、市民代表の計13名により構成し、緑地全体の施設のあり方や緑地全体の再編整備について3カ年にわたって総合的に検討を進めてまいりました。また、検討に際しては、その右にございます31団体から成る等々力緑地利用者等懇談会を開催し、利用者や関係者の意見を多方面からいただいております。また、公園利用者の意見を反映させるため、市ホームページへの掲載や緑地内各施設、中原区役所に意見箱を設置するなど、広く市民意見をいただき、検討委員会ではこれらの意見を踏まえながら検討を進めてまいりました。  (2)の利用者などからの主な意見・要望といたしましては、「緑をふやしてほしい」「園内道路により歩行者動線が分断されている」「野球場、競技場の観客席の増設、安全性の確保」などさまざまな意見・要望がございました。  また、(3)関連する請願といたしまして、平成20年11月に等々力陸上競技場全面改修及びその周囲の施設・環境の速やかな改善に関する請願が提出され、施設に安全上の課題があることや競技場周辺待機スペースが確保されていないことなどが指摘されており、市民が愛着と誇りを持てる安全で快適なスタジアムとなるよう速やかな改善が求められました。また、同年12月に市内唯一の硬式野球場である老朽化した等々力球場全面改修に関する請願が提出され、老朽化が著しく、公園利用者の安全確保のためにも早急な全面改修が求められ、いずれも全会一致で採択されております。  2ページ目をお開きください。4、再編整備検討経過について御説明いたします。表の上段には等々力緑地再編整備計画策定経過をお示ししております。再編整備につきましては平成20年度から検討を進め、平成21年5月に再編整備に向けた基本的な考え方を等々力緑地再編整備方針として策定し、平成22年2月に公園の基本的な考え方について等々力緑地再編整備基本構想を策定いたしました。平成22年10月には再編整備の方向性を示した等々力緑地再編整備基本計画、平成23年3月に緑地内全体の再整備の方向とともに陸上競技場硬式野球場を初めとした主要施設の整備の方向と配置、整備手順などについて等々力緑地再編整備実施計画として取りまとめ、3カ年にわたって再編整備計画を段階的に策定してまいりました。平成23年11月には、等々力緑地再編整備実施計画を踏まえ、陸上競技場及び周辺の整備、スケジュール等等々力陸上競技場整備計画として取りまとめてきたところでございます。  計画の策定に当たっては、2段目にお示ししております等々力緑地再編整備検討委員会を準備会1回、幹事会2回、検討委員会15回を開催し、検討を進めてまいりました。資料の中段、懇談会・説明会につきましては、等々力町会を対象に計画の熟度に応じた説明会を行っております。また、市民意見といたしましては、等々力緑地再編整備基本構想の策定に際し、パブリックコメントを実施しております。  3ページをごらんください。5、等々力緑地周辺道路の状況でございますが、請願の対象となっております中央園路の概要を御説明いたします。等々力緑地再編整備において道路の廃止を予定している区間といたしましては、資料の中央、ピンクの矢印で「中央園路」とお示ししております市道小杉9号線、等々力12号線、等々力1号線の一部、3路線、約530メートルの区間でございます。当該道路の交通量といたしましては、資料の下段左側に一覧表を記載してございます。平成24年2月の調査では、図面にお示ししておりますA地点において、平日のピーク時間帯、10時台、11時台が同数で73台、12時間交通量では706台となっております。休日につきましては、ピーク時間帯は16時台で88台、12時間交通量で746台となっております。なお、図面のA地点において方向別の台数を示しております。また、当該道路における交通事故発生件数でございますが、平成22年に1件、人身交通事故が発生したと伺っております。  資料、右側上段に競技場周辺整備イメージ図を記載しております。等々力緑地全体の再編整備においては、日常だれもが安全・安心に利用できる緑地とするため、等々力緑地再編整備実施計画において緑地内の歩車分離に向けて正面広場周辺道路中央園路の再編の検討・調整を進めるとし、等々力陸上競技場整備計画においては、緑地内の歩車分離を行うため緑地を南北に縦断する公道の廃止に向けた調整を図り、陸上競技場硬式野球場の間に、にぎわいの場、たまりの場、防災機能を備えた広場を整備することとしております。  道路の廃止に伴いまして、歩行者や自転車につきましては、これまでどおり公園内を通行することができますが、自動車及びバイクにつきましては、黄色の矢印でお示ししております市民ミュージアム北側の道路を利用していただくこととなります。また、適切に一般車両を誘導するため、図面のほぼ中央、B付近に転回広場を設置するとともに、その上のC付近に誘導案内看板を設置していきたいと考えております。  4ページをお開きください。6、等々力陸上競技場の第1期整備について御説明いたします。資料下段に整備スケジュールをお示ししております。平成25年4月からメインスタンドの解体工事に着手する予定であり、工事の安全管理のため中央園路の通行止めを行い、メインスタンド工事は平成27年6月末までを予定しており、平成27年3月のJリーグの開幕に合わせてメインスタンドの運用が可能となるよう整備を進めてまいりたいと考えております。  5ページをごらんください。7、緑の現況についてお示ししております。等々力緑地内には貴重な緑が多くあり、ケヤキや桜、イチョウ、ヒマラヤスギなどの樹木がございます。現在の緑被率は約20%となってございます。  次に、お手元の資料2をごらんください。等々力緑地再編整備実施計画でございます。31ページをごらんください。主要施設の配置計画のイメージ図となっております。陸上競技場硬式野球場の間に広場を配置する計画としております。  39ページをお開きください。冒頭で御説明いたしました等々力緑地再編整備検討委員会委員名簿となっております。40ページには検討委員会の開催状況、41ページには等々力緑地利用者等懇談会参加団体名簿となっております。  次に、資料3をごらんください。平成23年11月に策定いたしました等々力陸上競技場整備計画となっております。  3ページをお開きください。先ほど御説明いたしました競技場周辺整備イメージ図となっております。  4ページをお開きください。公園全体の整備手順整備スケジュールについてでございますが、全体のスケジュールといたしましてはおおむね10年間を想定し、陸上競技場硬式野球場正面広場などの整備と緑地内動線の整備を進めるとともに、緑地へのアクセス改善も含め順次進めてまいります。  資料の説明は以上です。  それでは、「請願第41号 「等々力緑地再編整備実施計画」と「等々力陸上競技場整備計画」に伴い廃止予告された、「等々力地区幹線生活道路を存続させること」に関する請願」に対する市の対応方針について御説明いたします。  これまで等々力緑地再編整備に向けて段階ごとに計画を策定し、これらの計画に基づき、日常だれもが安全・安心に利用できる緑地とするため、一般車両の通行を禁止し、陸上競技場硬式野球場の間に、たまりの場、防災機能を備えたまとまりのある広場を整備することとしておりますことから、公園中央を南北に縦断する道路につきましては、公道の廃止手続を進めてまいりたいと考えております。  しかしながら、近隣町会の皆様が中央園路を長年利用してきた経過もございますので、工事中や将来的な通行につきましても、近隣町会の皆様方と話し合いを進めてまいりたいと存じます。具体的には、中央園路を可能な限り利用いただき、工事中につきましては、工事ヤード仮囲いの設置位置の変更や仮設通路の設置など、工事施工者と調整を進めてまいりたいと考えております。また、将来的な通行につきましては、お手元の資料3、等々力陸上競技場整備計画の3ページをごらんください。陸上競技場及び硬式野球場の整備後におきましては、競技場周辺整備イメージ図にございます硬式野球場の北側に園路を整備する予定でございますので、この園路につきまして将来的な通行について検討してまいりたいと考えております。  次に、「陳情第72号 等々力緑地の木々の伐採に関する陳情」に関する市の考え方について御説明いたします。等々力緑地再編整備実施計画において緑豊かな安らぎとなる公園に向けて再編整備を進めることとしており、緑地全体における樹木につきましては、経年により成長した樹木や、緑地内の活動団体の皆様が育てる草花などは等々力緑地を構成する貴重な景観資源でございます。再編整備につきまして段階的に整備を進めることとしており、今年度は現状を把握するため、今ある貴重な緑の活用について主要な景観を構成する樹木について樹木診断などを行い、整備方針を策定する予定でございます。また、正面広場のケヤキなどの樹木につきましては、再編整備を進める上での基本的な考え方といたしまして、既存の樹木を可能な限り残すこととし、施設配置により移動が必要となる樹木につきましては移設などを実施することとして、緑の保全について最大限に配慮してまいりたいと考えております。説明は以上でございます。 ○山田益男 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明につきまして質問等がございましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたらあわせてお願いいたします。 ◆河野ゆかり 委員 今、説明を聞いたのですが、少しわからないところがありますので教えていただきたいのですが、まず陳情第72号のほうでケヤキ並木を最大限に残しと陳情の要旨であるのですが、現地に行かせていただいて立派なケヤキの木々があったのですが、ケヤキの木というのは通常、寿命みたいなものはどれぐらいあるのか、わかれば教えていただけますでしょうか。 ◎鈴木 緑政部長 生育場所にもよりますが、ケヤキにつきましては国分寺とか武蔵野のほうには多く自生をしている木でございまして、大きくなる木でも100年という形で成長するものもございます。その土地土地によって土壌の問題もございますので、いろいろと差異はあると思いますが、ただ、今回の正面広場の並木につきましては基本的には生育が良好だと思いますので、可能な限りそこを保存していくという考え方を持っております。 ◆河野ゆかり 委員 ありがとうございます。先ほどの説明の中にも可能な限り残し、また、物によっては移設をして木々は残していくとありました。今、資料の5ページ、7の緑の現況のところで、この公園の中にある緑被率は約20%とありました。この計画後、緑被率というのは変わるのでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回の再編整備に伴いましては、主要な大規模施設の改築等もあわせて進める予定でございますので、根本的な今回の再編整備につきましては、全体計画として緑の充実といいますか、より充実を図っていくという基本的な考え方がございますので、今の緑被率以上の再編整備になるように当然今後対応してまいりたいと考えてございます。 ◆河野ゆかり 委員 では、20%をさらに上回っていくと考えていていいということですね。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 そのように目指してまいりたいと思っております。 ◆河野ゆかり 委員 この陳情の趣旨ができる限りかなうように、よろしくお願いします。  あと請願第41号にある中なのですけれども、今まで生活道路として使っていたところがこの図面3にも、資料2の3にもあるように広場に大きく変わっていくとありました。先ほどの御説明の中で広場に変わっても自転車や歩行者の通行は可能という御説明があったかと思うのですが、この請願の趣旨の中にある通学路として使えるようにとありますが、子どもたちが通常学校に通うのに歩いて通学路としてこの広場を通過していく経路というのは可能なのか教えてください。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 通学路に関しましては、現在の中央園路中原小学校の通学路に現在指定してございます。通学路の指定につきましては、いわゆる公道でなければいけないとか、公の道路でなければならないという決まりみたいなものは基本的にはございません。安全な通行といいますか、安全に小学校まで通えるようなルートがあれば、民有地の中であっても通学路としては問題ないということでございます。今回の再編整備におきまして、現在の計画では野球場と競技場の広場の間にまとまりのある広場等を整備する計画としてございますが、そこの部分につきましては歩行者ですとか自転車の通行というのも可能になりますので、見通しのよい、死角のないまとまりの空間をつくることによって、一般車両も基本的には入らないということになりますので、通学路としてはより安全な通学路として調整できるのかなと考えてございます。通学路の指定そのものにつきましては、この整備に伴いまして改めて学校側及び近隣町会の皆様と今後お話し合いを進めさせていただきたいと考えてございます。 ◆河野ゆかり 委員 では、ここは通学路として使えると考えていい。今後の整備計画で通学路となると、自転車通行との安全のことであるとか、また、競技場等の利用状況とかで人がどれぐらい集まってどんな様子か、その中で子どもたちの通学時間帯と重ならないか等、検討して考えた上での通学路指定となることをお願いしたいと思います。  あと請願の理由の中で緊急車両も利用するとあったのですが、あわせて万が一の緊急時、緊急車両はこの広場には入っていくことは可能なのか教えてください。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回の改めて中央にといいますか、野球場と競技場の間に整備する広場につきましては、災害時等におきましては物資の受け入れや荷さばき、配分などができる防災機能を備えた広場としても活用が可能となるような広場整備に向けて検討してまいりたいと考えておりまして、あわせて競技場のいわゆるJリーグ等のイベントの開催時につきましては、放送車両とか選手のバスとか、そういった関係車両等の車につきましては、競技場のスタンドの下であるとか周辺への乗り入れも想定してございますので、基本的には今回整備される広場にも外周道路からアクセス可能な形態で整備してまいりたいと考えてございます。 ◆河野ゆかり 委員 ありがとうございます。緊急車両は導入可能だと言っていただいたと思います。  あとこの広場は、先ほどから防災機能の充実したとありました。万が一の災害時、この広場はどんな機能を有するものになるのか、わかれば教えてください。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 等々力緑地につきましては、広域避難場所として指定されてございます。競技場前の広場は災害時における物資の受け入れ、荷さばき、分配などができる広場としても活用を検討してまいりますし、かまどやベンチ、マンホールトイレなど等々力緑地広域避難場所であることを踏まえ、緑地全体の災害時の活用を想定した中で、どこに配置するのが望ましいのかというのを含めて、関係局と調整しながらそういった機能の向上についても検討してまいりたいと考えてございます。 ◆河野ゆかり 委員 ありがとうございました。 ◆佐野仁昭 委員 これまで私もこの等々力の再編整備について委員会でも何度か議論させていただいて、いろんな住民の方、市民の方の陳情・請願、御要望が寄せられて、これだけ都市の中にある公園をどう使いやすいものにしていくか、また、市民の皆さんに供出するものにしていくかというのは大変御苦労されているのではないか。局の皆さんにはその点については十分認識した上で質問させていただきたいと思うのですが、今まで検討していただいてある程度の形ができてくると、当然いろんな御意見が出てくるので、中でも戦前から利用されている方々にとって、その形状が変更されるに当たっては、十分その方たちの御意見を踏まえた内容にぜひしていただきたいと思うんですけれども、請願第41号では自分たちに知らされたのが昨年7月の説明会が初めてだという御指摘があるのですが、その点については事実関係を含めて、十分地元の皆さんの御理解、御納得ということについては努めていただいたと思うのですが、その辺の御指摘についてどのように認識されているのか、まずその点、お伺いしたいのですが。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 今、経過等を踏まえて、地元の説明をどういうふうにという御質問でございますけれども、先ほど御説明したとおり、経過等につきましては基本構想だとか計画の熟度に応じて説明を行っておりましたけれども、結果としまして皆様への情報が十分に伝わっていなかった事実は認識しておりまして、周知の方法が少し欠けていたのではないかと感じております。よりまして、地域の皆様と今後も整備計画に関することとか、今回我々が提案しております車両の通行につきましても話し合いを行いながら進めてまいりたいと存じます。 ◆佐野仁昭 委員 残念ながら私たちは実際に何かできて後で知るものとよく言いますけれども、できた後にいろんな欠陥とか問題点とかがわかる。図面上で計画としては出すけれども、実際やってみてどういうふうになっていくのかというのが、利用者の皆さんの例えば先ほどおっしゃったように子どもたちの安全ということを考えると、車と人の動線を分けるというのは、将来的にはこの公園だけに限らず、都市の中でもここは車しか通れない、ここは歩行者しか通れないような、ヨーロッパなどではそういうところもありますけれども、歩車分離というのが発展していく可能性があるので、今まで使えていた道路が使えなくなるということに対するいろいろなやりとりというのは当然ふえてくる時代になっていくのかなと思うのですけれども、その中でどうしたらそれが皆さんが合意と納得をいただけるようなやり方でやっていくのか。ですから計画の一面的な問題だけではなくて、時間帯によっての通行規制とか、昼間は子どもたちが安全に遊べるように、そこは車を通さないようにして、夜間とか早朝、また通勤、帰宅の方たちに対してはその時間帯は通れるようにするとか、そういういろいろな手法は考えられると思うんですけれども、最終的にこういう計画を選定した中で、その議論の中でそういう時間帯の規制とか検討をしていただいていたのか、その辺の経過も教えていただきたいのですが。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、委員のほうから御質問がありました件でございますが、平成20年度から再編整備に向けた検討を進めていく中で、まず第一番として公園の安全確保という視点から、市民の方々から寄せられている意見と課題等を踏まえた上で、安全性を向上させるために、一般的な車両等が通行する道路が公園内に現在あるということで、その一般交通を極力少なくして、公園の利用者とのふくそうを避けるための検討がこの3年間の経過の中で進められておりました。例えばですが、Jリーグ等の開催時だけを通行止めにするとか、そういった検討も当然議論の中で行われましたが、陸上競技場自体が年間で言いますと、大きな陸上の大会等も含めますと、おおむね100日前後は利用されてございまして、年間のうちの3分の1弱の日数を随時、今の公道のまま通行止めという形で警察のほうで規制をかけるというのは、年間に1日、2日、特別な行事のときにとめるということはあるのですが、日常的といいますか、3日、4日に一回とかという形で通行そのものを規制するというのは現行法においては実質的にはなかなか難しい。そういう議論も踏まえまして、公道としての取り扱いは廃止していく中で、公園の園路としての管理形態をとることによって柔軟な対応といいますか、車両の通行に対しても対応が可能であろうというような検討もなされていった中で、結果といたしまして、現時点の計画におきましては、この公道という道路法の位置づけを廃止して、公園内の園路として、より安全に利用できるような運用を検討していきたいということで、今回の計画となったものでございます。 ◆佐野仁昭 委員 もう一つの側面は、安全性という問題と、人目があるかどうかということによって防犯の役割もある。当然、熱狂的なファンの方たちがいて盛り上げていただかないと、フロンターレのファン層が広がらないというのがある一方で、その人が試合のたびにここでたむろされて夜中までサッカー談義、試合の経過について徹夜してされるという苦情とかがあると思います。その点、実際にどうなのか後ほど教えていただきたいのですが、そうなっていくと、今回広場として整備されれば、当然居心地がよくなってなかなか帰らないでたむろされる危険性というのもあるわけですね。もともと車が通っていて人目があれば、当然、近所からの苦情も多くて、早く引き揚げていただくという抑止的な効果もあったと思うんですけれども、ましてや等々力町会の皆さんは試合のたびに、人の声というのは結構夜中のしいんとしている中で響くんですよ。あの笑い声とか騒ぐ声とかが毎回そういう苦しみを味わわれている中で、なおかつ自分たちの生活道路も見直されてしまう、その二重の苦しみを理解していただくということもあるので、そこは最大限、町会の皆さんの意見は尊重する必要があるのではないかと思うんですけれども、その辺の試合のたびの状況というのは何か調査していただいていますでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、委員からお話がありました件でございますが、川崎のこの等々力陸上競技場をJリーグが利用することになりまして、それ以来、近隣の町会の皆様、周辺にお住まいの皆様に、騒音問題とか照明の問題とか、以前はよく聞かれましたごみのポイ捨てだとか、もろもろのそういった御迷惑をおかけしているような状況が現在もゼロではないというところも当然認識してございます。昨今につきましては、今現在、川崎フロンターレがフランチャイズとしてお使いいただいておりまして、フロンターレさんのほうとも十分協議をしていく中で、サポーターに対してのマナー啓発とかは、フロンターレさんが会社を挙げて取り組んでいただいておりますし、以前に比べればそういったところは大分軽減されてきたのかなとは認識してございます。ただ、いずれにいたしましても、現在もJリーグの試合等で利用している中で、周辺の方々に騒音その他、大変な御迷惑をおかけしているということもございます。ましてや今回広場が整備されたときに、より、たまりの場で集団でということなども考えられますので、市といたしましても整備に伴って公園自体の防犯対策も、警備とかも含めて、今後の公園の管理運営については防犯面も最大限に重視して、そういった取り組みについてもあわせて進めてまいりたいと考えてございます。 ◆佐野仁昭 委員 そういう経過もありますし、現実、町会の方に御迷惑をおかけしているというところもありますので、今回廃道という形で、今後具体的には手続が出てくるのかと思うのですが、時間的にも住民の皆さんに御説明して、御理解、御協力、また住民の皆さんの御要望を反映できる余地というのも残されていると思います。その辺について今後、地域の中で引き続き住民の皆さんの御理解、御協力を得られるように努めていただきたいと思うのですけれども、その辺の対応、今後の取り組みについてお答えいただけますか。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 ただいまの御質問ですけれども、今後、手続に向かいまして、我々としても今年度、何回かお話し合いを進めている中で、今回提案をした中で、地域の皆様にそれが理解を得られるように話し合いを進めてまいりたいと考えております。 ◆佐野仁昭 委員 先ほどの繰り返しになりますけれども、戦前から使えていた道路が見直される。ましてやいろんな御迷惑をおかけするということもあるわけなので、ぜひそこは最大限、町会の皆さんの意向を、生活の利便が確保できるように、あらゆる知恵と工夫を凝らしていただきたい。最後にそこは要望させていただきます。  なおかつ陳情第72号ですけれども、形質が変更になるということになれば当然伐採せざるを得ない木々もあるということで、先ほど御説明があったように、なるべく生かせる木は残して命を粗末にしないということで取り扱っていただけるということでしたので、これについてはぜひそういう方向でやっていただきたいとお願いいたします。  とりあえず結構です。 ◆吉田史子 委員 先ほどの御説明の中でもうちょっと詳しく知りたいところがありましたのでお願いしたいのですが、請願第41号の資料1の3ページ目に周辺道路の状況がありまして、ここで平成24年2月16日及び2月19日、平日と休日の交通量をそれぞれ調査されております。この調査した数字に対しての見解といいますか、聞き漏らしたのかもしれませんけれども、この交通量を調査した目的、そしてこの結果に対しての見解をもう一度詳しく御説明していただけますでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回、平成24年2月16日及び2月19日に、周辺の道路も含めて、現在の等々力緑地周辺の自動車交通の現状ということで調査をいたしました。基本的には今後、等々力緑地周辺の道路が、特にイベント時の交通渋滞等も課題となってございますことから、今後、再編整備を進めていく上で、周辺の交通渋滞の解消に向けた対策を検討する上でも交通量調査が必要だということで調査を実施いたしました。実際に、今回資料でお示ししております中央園路のデータでございますが、この交通量からいたしますと、昼間の12時間の部分で平日で706台、休日で746台ということになってございまして、ピーク時間におきましても1分当たりにいたしますと1台もしくは1台ちょっとというような数字になってございます。生活道路というくくりの中で言えば、台数的には一般的に極端に多い交通量だという認識ではございません。今回、現時点で廃道を計画しているところでございますが、この廃道に伴って周辺道路に与える、周辺交差点に与える交通負荷等は極めて少ないものと考えてございます。 ◆吉田史子 委員 この調査をしたのが平成24年2月16日ということで、かなり手前というか、割と最近ですが、この計画はもっと前にあったので、道路の計画をするときにもう交通量調査は当然されているという理解でよろしいのでしょうか。今おっしゃったのは生活道路としては交通量は多くなかったということでしたけれども、この道路の線を引くときに、設計段階あるいは計画段階のときにも調査はしているのか。あとイベント時。この2月19日(日)はイベントがあったのかないのかわからないのですけれども、イベント時ではないとしたら、イベント時にも調査していないと、今の御説明というのはちょっとそぐわないのかなと感じたのですが、計画段階で調査したのか否かということと、イベント時調査の有無について教えてください。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 委員の御質問でございますが、本日、具体的にお示しさせていただいています交通量データといたしましては24年2月16日になってございますが、以前に平成21年6月20日にJリーグの試合の開催日、土曜日の夕方、午後3時からの試合時に競技場等々に来られている利用者の移動手段といいますか交通手段も含めて、その当時に周辺の自動車交通量とか自転車の交通量とか歩行者の数とか、そういった調査を一度実施してございます。  あわせて今年度2月に実施いたしました調査については、平成22年10月に道路交通センサスということで多摩沿線道路ですとかその周辺の交通量調査は行われておりまして、今回2月という調査であったのですが、一般的に2月は少し数が少ないのではないかというお話もあろうかと思いますが、10月のデータと同じ地点のところで比べますと、台数的にはこの場所におきましては1.13倍程度ということで、この2月のデータを1.13倍したぐらいのデータが大体基本的な数字という形で理解できると考えているところでございます。 ◆吉田史子 委員 今の御説明の中ではっきりしなかったのが、この生活道路、今問題になっている生活道路について平成21年6月20日のJリーグがあった日、及び平成22年度の道路交通センサス、それぞれのところでの過去の調査では、今、周辺のとおっしゃっていたと思うのですが、この道路について調査したかどうかを伺いたかったのですが。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 21年6月に中央園路につきましても交通量調査を実施してございます。 ◆吉田史子 委員 そのときの数字と比べて、経年変化という意味で伺いたいのですけれども、傾向として車両の通行量は増加傾向であるのか減少傾向であるのかはいかがでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、手元のデータといたしましては2時間の交通量のデータになってございまして、2時間データといたしまして420台ぐらいになってございます。6月20日の調査におきましては、先ほどお話ししましたサッカーの開催日のデータとなってございまして、先ほどの2月のデータとは直接は比べられない状況になってございます。 ◆吉田史子 委員 今の2時間というのは何時から何時か時間を教えていただきたいのが1つと、あともう1つは、こういった生活道路として本当に長い間使われていた道路を変えよう、整備するということは、いろいろな場面において、特にこういった公園とか広い敷地のところを整備するときにはいろんな問題がつきまとうとは思うんですけれども、だからこそ客観的なよりどころとなる数字なり事実なりがないと、だれも納得できないと思うんですね。これこれこういう事情でというか、市の勝手な線を検討して引きましたというのはわかるんですけれども、その必要性もわかるんですけれども、それを住民の方々に説明する際には、今私が質問した中でもはっきりした答えが出ないと、逆に不信に思ってしまうというか、信用できなくなってしまう。24年2月の調査においても余りにも間際になって数字を整えたというように見えてしまうのが残念なんですけれども、過去にこうした調査に基づいて道路の設計というのは通常のプロセスとして行わないものなのでしょうか。そこもお尋ねしたいのですが。  21年6月20日のJリーグ開催日の420台、これが何時から何時の2時間かということと、一般的に道路を変更する際にこうした交通量調査はそれほど行わないのが普通なのかどうかもあわせて伺います。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 最初の御質問ですが、調査の2時間につきましては、16時30分から18時30分の2時間のデータとなってございます。試合終了後の時間帯となってございます。  2点目の御質問は、道路の改変の計画に伴って事前に交通量調査をしないのかという御質問でございましたが、基本的に道路を改変等する場合については、交通量調査、現状調査は実施するのが一般的と認識してございます。今回の再編整備計画を策定する前提で公園の基本的なあるべき姿ですとか、安全性を確保するために周辺道路も含めた自動車動線と歩行者動線を検討しなければいけないということで、この3カ年間検討を進めてきたところでございますが、先ほどお話ししました21年6月にはJリーグ開催時の実際の交通状況、周辺状況の現状の把握と、あわせて日常ということで、結果として平成24年2月に改めて周辺の道路交通の調査を実施しているところでございまして、今回の計画においてもこれらのデータをもとに具体的な手続等々について検討していくところと考えてございます。
    ◆吉田史子 委員 調査はしているんですけれども、平成24年2月16日、19日という時期が適切だったと思っていらっしゃるのか、もっと事前にしっかりやるべきではなかったのかというあたりについてはいかがでしょうか。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 確かに2月というのは交通量調査をする上では、年間の平均から考えると少し少ないとありますので、先ほど平井担当課長からも申しましたが、通常、一般的に年の平均値として10月とか11月とかの秋がございます。それに比較しまして約1.13倍多い数字をもって、今後、交差点における交通の処理だとか交差点改良、そういった協議をする上では直近の数字を用いてやるというのが我々としては進め方として通常考えているものでございます。 ◆吉田史子 委員 私が言葉足らずだったのかもしれないのですけれども、何月ということよりも、平成24年2月という時期ですよね。平成23年7月の町会への御説明のときとかに必要だった数字なのではないかと思っているのですが、余りにも割と最近だなと。最近だというのは、冬であるとか春であるとか季節の問題ではなくて、年度の問題として、よりもっと計画の手前で数字を把握した上で住民の方に御説明するのが一般的ではないか。それが筋ではないかと思うわけですけれども、24年2月にやったのは遅いと認識していらっしゃるのかいらっしゃらないのか伺いたいのですが。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、委員から御指摘等ございました部分について、計画を具体的に立案する段階で委員がおっしゃられるような調査もあってしかるべきだった部分もあろうかと思います。ただ、実質的な計画を進めていく上では、公園の日常だれもが安全な利用を目指した上での方向性として、一般車両の通行を禁止するような方向で園路の再編という計画の方向性づけをしてございますので、具体的な調査としては、結果として若干遅かったという部分はあろうかと思いますけれども、計画策定段階で本来調査を行っていてもおかしくないものとは考えてございます。 ◆吉田史子 委員 もう終わってしまったことなのであれなんですけれども、今後はこういう事実をきちんと残しておくということは非常に重要なことなので、ぜひお願いしたいと思います。  もう1点、桜並木の桜はどうする計画であるのか。恐らく陳情第72号のほうにも全体の緑地ということで、緑の木々を大切にしたいという思いがこの桜並木についても当然あると思うのですが、桜の木についてはどういう計画でしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回の中央園路の特に桜並木につきましては、具体的な競技場の整備工事等で結果として移動が必要になる樹木等もあろうかと存じます。具体的には今年度、今の中央園路の桜につきましても樹木診断を行って、移植に耐えられる状況であるのかどうか、そういったものも含めて個々の木々に対して具体的な診断をした上で、再配置が可能であれば改めて再配置していく。桜につきましても寿命等もございますので、どうしても移動にも耐えられず、現状の位置にも支障を来すというようなものにつきましては、改めて施設内のベンチですとかそういった違った形でのリサイクル、利活用も含めて、今年度調査してきちっと対応してまいりたいと考えてございます。 ◆吉田史子 委員 陳情第72号とも関連しますけれども、樹木というのは生き物ですし、移設すればと発想としては割と簡単にできるんですけれども、その行為が樹木に与えるダメージというのは本当にはかり知れない、すごく重要なことですし、これだけの年数を経た樹木というものをそう簡単にまたどこかから持ってくるということもなかなかできないことです。それぞれに書いてあるように大変貴重な川崎市の自然の財産ですので、資産マネジメントと同様ぐらいの一生懸命さでこうした樹木に対しても丁寧な対応をしていただきたいですし、そうそう気軽に移設に耐えられないからベンチにしてリサイクルするなり利活用しましょうということを言ってほしくないといいますか、この緑になれ親しんで、あるいは休日やお休みのときにここに来て緑の中で憩いの時間を過ごすことを楽しみにしていらっしゃる方々の気持ちを考えますと、そう簡単にそういうことも、リサイクルという言葉はこういう場面では非常になじまないものなんだなというのを改めて私、今聞いていて実感したんですけれども、くれぐれも市の財産であるという意識で臨んでいただければということを要望します。 ◆月本琢也 委員 先ほど防犯対策に一生懸命しっかり取り組んでいくというお話があったんですけれども、現在の等々力緑地内で、軽微なものを含めてなのですが、犯罪の発生状況みたいな、1年にこういう犯罪が起きているということがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 昨今、中原警察署のほうに交通事故以外の犯罪とかの件数についてもあわせてお尋ねしたところでございますが、具体的な事件として取り扱われた件数としては、何件という形ではないと伺っております。ただ、暴走族等が中でたまっていて、通報によってそういったところに指導といいますか、そういった対応をしているというのは何件かあるということはお伺いしてございます。 ◆月本琢也 委員 今、生活道路があるところはパトカーによるパトロールが1日に1回か何回かわからないのですけれども、多分通るということである程度抑止になっている部分もあるとは思うのですが、現状の防犯対策としては等々力緑地の中だと緑地一帯として何か対策をとられているのか、あるいはこの中にある施設ごとに対策をとられているのか、その辺というのは何かございますか。 ◎鈴木 緑政部長 等々力緑地につきましては、管理者が違うものも随分ございます。基本的には各施設ごとの管理者が責任を持って行っているというのが実情でございますが、それ以外に私ども緑地を管理している部分につきましては、中原区役所道路公園センターとか、そういうところが定期的なパトロールをしているというのが今の状況でございます。 ◆月本琢也 委員 では、新しく広場になるということになると、特定の施設というよりも、むしろ道路公園センターのほうで管理をしていくという形になるのですか。 ◎鈴木 緑政部長 基本的には公園施設という形になってまいりますので、中原区役所道路公園センターという所管になるとは思いますけれども、今回の等々力緑地再編整備に伴って大規模な施設の整備がかなりできてきます。当然そういった中では死角の問題とかも出てくると思いますので、今後、区役所のほうと連携しながら公園管理者として最善の警備体制を図っていきたいと考えております。 ◆月本琢也 委員 ちょうどパトカーが今まで通っていたところは通らなくなるということで、管理のところで御負担をかけたり、地域の方々と今後話し合いながら防犯対策を進めていかれるということでしたので、ぜひ防犯対策をしっかりと取り組んでいただければと思います。 ◆粕谷葉子 委員 先ほどの車の件なのですけれども、21年にもおはかりになったということですけれども、あそこは前はポールとかはなかったんですよ。あそこは緑が多いからでしょうね、車で来て、夏とか、冬とかもそうでしょうけれども、タクシーの運転手さんとか、あるいは営業の方とかがお弁当を食べたりしてお休みになって、車も余り通らないからというのでそこにずっととまっていたのでしょうね。だから、そこで多分苦情が行ったのだと思いますけれども、ポールが立っているんです。ポールが立ってとめられないようになっているんです。そういうことをわかっていらっしゃって台数のことをおっしゃっているのか。ここの道路の役割というのはどういう役割だったのかというのを考えて説明を申し上げないと、先ほどじゃないけれども、本当に失礼な話になってしまうんですよ。そこはわかっていらっしゃったのか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、粕谷委員のほうから出た件でございますが、当該道路につきましては、この検討の中で、課題の一つとして今おっしゃられましたように駐車違反そのものがございまして、そういうものを改めて確認した中で、できる対策として道路の中央の部分にラバーポールを設置いたしまして、それによって路上駐車がありますと実際には通行が難しくなるという道路幅員でございますので、そういう課題が検討の中でも出てきた中でそういう対策を講じたと考えてございます。この中央園路の課題といたしましては、先ほどもお話ししましたように、夜の暴走族であるとかについても地域の道路の課題の一つという形で認識して検討を進めてきたところでございます。 ◆粕谷葉子 委員 では、もしそういうふうにされるのであれば、暴走族とかそういうものが全く来ないような形で、住民の皆さんに迷惑がかからないような形を考えて、どうもお話を聞いていると、住民の皆さんの気持ちになっていないですよね。計画ありきだから、道路の台数の比較もできないような状況になっているんですよ。もう少し住民の皆さんの立場に立って考えて、これができたから暴走族は入れませんとか、なくすとか、そういう形にしなければいけないと思うんです。  もう一つ、ここで一番大事なのは緑なんです。桜の木の寿命は何年なんですかね。 ◎鈴木 緑政部長 基本的には大体60年前後ぐらいということです。 ◆粕谷葉子 委員 そうすると、あの桜は何年ぐらいたっているのですか。 ◎鈴木 緑政部長 私の知るところでは恐らく40年以上でございます。 ◆粕谷葉子 委員 そうすると、あと20年近くはもつ桜である。多摩川のところに移植をするということはできるのですか。この移植は下水道のほうに移植をされるという話も聞いているのですが、それがどうなのかお聞きしたいのですが、そうなると人目につかなくなってしまうと、せっかくのきれいな桜が咲いても名所にもならないなというのがあるので聞かせてください。 ◎鈴木 緑政部長 今の委員の御質問は多摩川の土手ということでございますか。 ◆粕谷葉子 委員 そうです。 ◎鈴木 緑政部長 土手につきましては、当然、国の京浜河川事務所のほうと調整しなければいけませんが、基本的に土手を掘削してそのまま植栽するということはまずあり得ないと思います。盛り土等を行って土手を傷つけない形の中での植栽ということになります。ただ、粕谷委員が先ほどおっしゃったように40年以上はたってはいますけれども花は咲いているところでございますが、樹木の表面を見ますと、菌類、キノコ類が随分はびこっている状況が見られまして、これはどういうことかというと、桜の樹勢が衰えているという一つの原因になっております。ですから、先ほど平井課長が申しましたけれども、樹木診断をしっかりやって、樹木の再配置については考えていきたいと考えております。目立たないところに植栽をするということは、今まで目立つところにあったわけでございますので、今回、池の周りの再編もいたしますし、そういったところに花の新名所みたいなもの、または可能な限り桜の並木みたいなものをつくっていく形で、それは我々緑政部もしっかりと等々力のほうと連携をして対応していきたいと考えております。 ◆粕谷葉子 委員 梅林などもそうなのですか。あれは大丈夫ですか。 ◎鈴木 緑政部長 梅林につきましては、池畔のところに今ございますけれども、こちらにつきましてもあわせて、今、等々力緑地再編整備の中で池の一般の市民の方たちも憩えるような場所ということで考えております。そういった流れの中で梅林についても保全をまず基本としながら対応していきたいと考えております。 ◆粕谷葉子 委員 あとヘドロがたまった池をこのチャンスですから、あのヘドロを何とかしたいなと思うのですが、何とかなるのか。 ◎鈴木 緑政部長 池につきましては当然長年の課題でございまして、池のしゅんせつにつきましては、今回の陸上競技場、または硬式野球場、大規模施設の整備とあわせてしゅんせつに向けた対応をしていきたいということで今考えているところでございます。そうした中であわせて広場もできてくるわけですから、当然、池と広場のかかわりという親水性も高める中で、再度、しゅんせつの時期より少しおくれると思いますけれども、池についての周辺の修景施設の整備ということも樹木の保全の中で一緒に考えていきたいと思っています。 ◆粕谷葉子 委員 あと生態系なんですけれども、生態系が変わるような場所も出てくるのか。そういうのも調査はちゃんとされるのか。 ◎鈴木 緑政部長 全体の緑地の生態系という中でいきますと、非常に難しい部分がございますが、等々力緑地につきましては基本的に人工でつくられた緑地でございます。そういう流れの中でも、経年で大きな樹木、または花々が育っている部分がございますので、そういうこともトータル的な形で緑地の計画の中で検討していきたいと考えております。 ◆粕谷葉子 委員 では、今後、生態系のことも含め、また植林の関係も含めて、皆さんに丁寧に説明を差し上げていただきたいと思います。  広場については、先ほど見通しがいいほうがいいとおっしゃったんですけれども、炎天下とかが多いと、木陰がないと一般の方たちが来て休めないですよね。木陰が必要だと思うので、そういう配慮もして、この図で見ると、この図の中では点々という木しかないので、本当にどのぐらいの木が低木も高木も含めて残るのか全くわからないので、これだって住民の皆さんの不信を買うと思いますよ。だから、市としては緑被率を20%以上とさっきおっしゃったので、こんな形で残しますよというので、こういう計画でと細かいところまでちゃんと御提示いただきたいというのを要望したいと思います。  あともう1個要望は、ここの部分の道路がなくなったら、あと何メートルでここの道です、こういう道が使えますというのをちゃんと整理して、メートルまでちゃんと出して御提示をしていただければと思うのですが。とにかく住民の皆さんの立場に立って考えてやっていただければと思います。 ◆沼沢和明 委員 まず伺いますけれども、道路の改廃を決めたのはいつごろなのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 平成20年度から検討を進めていく中で、課題の一つとして公園内の歩行者と自動車のふくそうが課題となってございまして……。 ◆沼沢和明 委員 時期だけ答えてくれればいい。いつですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 明確に廃道の方向性を示しましたのは、平成23年3月の実施計画の策定に向けての手前の段階と認識してございます。 ◆沼沢和明 委員 策定に向けての手前の段階というのはいつですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 平成22年11月以降という形になろうかと思います。 ◆沼沢和明 委員 事前に検討委員会とか懇談会が設置をされまして、その中には、地域代表、市民代表という形も入られているわけですね。この再編整備計画の中で公園内の道路による分断ということも上がっていましたね。そうすると、道路がなければ分断はされないというような方向といいますか、考え方。市民代表、また地域の代表の方は、分断されるのを解消してほしいということなのか、それとも道路を存続させてほしいという立場なのか、その辺はいかがなのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 検討委員会の中に地域代表と市民代表という形で近隣の町会の方にも御参加いただいておりまして、その中で検討を進められてきたわけですから、当然、地域においては公園の安全性を確保していくものと、自分たちが隣接して生活しているというところで、生活への影響をあわせて検討委員会の中では議論がなされたと考えてございます。 ◆沼沢和明 委員 それで、地域代表なのですから、この方たちの意見はどうだったのですかと伺っています。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 当時、地域といたしましても公園そのものが抱えている課題を解決するためには、ある程度の影響についてはやむを得ないといいますか、公園全体を整備していく上では必要であるというやりとりがあったものと認識してございます。 ◆沼沢和明 委員 そうすると、基本的には地域代表の方は了解をしたという認識でよろしいでしょうか。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 具体的には、中央園路を存続させてくれという意見はございませんでした。 ◆沼沢和明 委員 時期的にちょっとずれている部分もあるんですけれども、市民意見の募集、一般意見の募集が21年3月ということですので、廃止に対する意見募集というのは全く出ていない。また、検討委員会のほうも15回ほど開催されておりますけれども、先ほどの話では22年11月ぐらいにこの道路の廃止を決めたということであると、実際に検討委員会の中で道路の廃止にかかわるさまざまな地元への影響とかこういったものが話し合われていないのではないかと推察をする次第なんです。15回が終わってから道路を廃止しますという結論に達した。つまり検討委員会の中では一部そういった御意見があったんですけれども、一応了承は得られたというようなこちら側の認識と、検討委員会と懇談会のメンバーというのは利用者が大変に多いわけですね。懇談会のほうには町内会関係もいらっしゃいますけれども、実際には整備のほうにどうしても目が向いてしまっていて、野球場の整備または陸上競技場の整備を一生懸命やりましょう、やりましょう、どういう形で進めるんだと、そういう意見ばかり先行してしまって、地元の皆さんのこういった御意見というか利便性というか、こういうものがないがしろになったのではないかと指摘をさせていただきます。  生活道路だと地元の方が言われているのだから、これについての代替というか、そういう考え方がどうして出てこないのか私は不思議でしようがないんです。少なくとも平日で70台程度ということでございますけれども、先日、地元を視察させていただいて、釣池の車1台分ぐらいしか通れない道路でしたけれども、あそこをずっと現在の東側の駐車場のわきと学校のきわあたりに、一方通行でもいいですから、ある程度の地元の方が通れるような道路の整備も代替案として考えられるのではないかと思うんです。それが一方的にただ中央の園路を道路としてやめますだけでは地元の方は納得できないのではないかと思うので、代替案の取り組みについて伺いたいと思います。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今委員のほうからお話がございました競技場東側、釣池の東側、サイドスタンド等の東側への代替ルートの可能性なのでございますが、現在、道路が非常に狭い状況がございまして、そちらのほうを仮に中央園路の道路の代替として整備していこうといたしますと、そちら側に隣接して住まわれている町会さんの生活への影響というのが多大ではないかと考えていることと、最終的に陸上競技場のサイドバック、バックスタンドのほうの改築を進めていく上では、そちら側に新たに道路を整備した場合に、その道路が整備に支障を来す可能性もあるというところで、そちら側への代替ルートについては非常に難しいと考えてございます。 ◆沼沢和明 委員 これを通れなくするのと同時にやれという話ではないんです。もちろん整備のバックヤードが必要だから、あの部分のスペースは必要だという話もわかります。その後のこれから何十年も生活していかなければならない人たちのことを考えたら、歩行者と自転車だけで地元の許可を与えられた人しか通れない、このような考え方もできると思いますので、終わった折には――同時でも結構ですけれども、ヤードが要らなくなった時点での代替道路の建設というのはぜひ検討していただきたいと思います。できない、できないではなくて、やる方向を向いて取り組むことが少しでも住民の方の御意見を取り入れられるのかなと思います。  それと中央にできます広場なんですけれども、先ほど粕谷委員のほうからも話がありましたけれども、これは舗装の整備なのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 現時点では構造的なものをこういう形にしますというところまではまだ計画はまとまってございませんが、ある程度緊急時の荷さばき等も入れるということを想定してございますので、例えばすべてが芝生とかそういった形の形態にはならないかと認識してございます。 ◆沼沢和明 委員 私も石巻に行ってきましたけれども、あちらでは大学の広大なグラウンドがさまざまな避難物資の運び込みとか、あとはボランティアグループに開放されていたんですね。そういう意味では、こういった広い場所というのは大変必要になるかと思いますけれども、少なくとも緑被率20%を掲げている以上、その中にあるのがアスファルトの100メートル幅の広場があって、ふだん何に使えるのかと思うわけです。無線のラジコンカーのサーキット場ぐらいにしかならないのかなと思うんですけれども、そういう意味では市民が憩えるという観点から、先ほど粕谷委員からありましたように、日陰をつくったって木を植えたって別に搬送の車の邪魔にならないわけですよ。その辺はしっかり土といいますか、できれば芝生がいいのでしょうけれども、手間がかかる云々もありますでしょうから、植栽をするということと、公園の真ん中の通り道になるわけですよ。これから通学路、自転車が通る、それをアスファルトのど真ん中を通っていってくださいという話にはならないだろうし、先ほどから出ている若者がたむろして大騒ぎをする、このような場所にもなりかねないので、ぜひとも土日でも市民が憩える場所づくりを目指してやっていただきたいと思います。これは緑政部長のほうにもしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎鈴木 緑政部長 今、沼沢委員からの御指摘は幾つかありましたけれども、代替用通路というところでございますけれども、基本的には我々、公園管理者といたしましても、公園の中に車両が通行するということに関しては重要な課題だと思っております。しかしながら、今こういうような課題が出てきているわけでございますので、硬式野球場の北側、今、資料3の3ページの上のところにございますが、硬式野球場の北側のところに正面入り口から広場の上のほう、補助競技場のほうに向かって園路をつくっていくという考え方でございますので、こういったところについて地域の方々と相談しながら、また調整しながら、規制も少しかかると思いますけれども、そういうふうな通路の確保を考えていきたいと考えております。  それともう1点は広場の問題でございますが、沼沢委員のおっしゃっていることはまさにそのとおりでございまして、基本的にここがすべてアスファルトの舗装でやっていくということではないと思います。私どもといたしましても、池が北側にございますので、当然緑陰みたいな考え方もつくっていかなければいけませんし、今ここで出しているのは素案みたいな考え方で出ていると思いますが、広場の整備につきましても利用者、また地域の方々と調整して、みんなが憩えるような場所として整備を進めていきたいと考えております。  もう1点、基本的には防災機能の充実というのもございます。等々力緑地につきましては、広域避難場所という形で設定されておりますが、そういう中でヘリポートというのが2カ所設定されているわけですね。補助競技場のところと催し物広場のところがヘリポートとなってきますと、将来的に物資の輸送の供給拠点になったりいろいろするわけでございますが、もしかすると自衛隊の駐屯地みたいなことも考えられるわけですね。例えば阪神・淡路大震災を見ますと、1連隊500人の自衛隊の方々が来られるという中で、1人当たり40平米ぐらいの確保が必要だということが実はありまして、そうすると2ヘクタールぐらいの広場というものも必要になってくるということでございますので、そういったことも多面的に視野に入れながら、こういう広場、また補助競技場の整備について取り組んでいきたいと考えております。 ◆岩崎善幸 委員 補足して、代替道路という話なのですけれども、硬式野球場の北側のほうにつけるという形になりましたけれども、これは整備イメージを見てみますと、409号線は今、一方通行で入り口が2つあるわけですよね。それは正面広場というところにデッキが入ってきていますけれども、そこはバスの降り場みたいな形で整備をした上というふうな考え方だと、409号線からの入り口というのは一本になるということでいいですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今、具体的な検討を進めている途中ではございますが、この整備イメージ図でお示ししております内容といたしましては、今、正面広場の両側に一方通行で入りと出という形になってございますものを北側といいますか西側の方向に交互通行にすることによって、周辺の交差点の信号機の数が2個減らせるということで、周辺の交通渋滞の緩和に寄与できるのではないかというのが一つ今検討している部分でございます。結果、その部分がこのイメージ図のほうで1本の道路という形で示されているということでございます。あわせて、広場につきましては、臨時バス等の停車スペースとしての活用も可能となるような整備も検討を進めているところでございますが、等々力緑地正面広場は緑地の顔ということもございますので、等々力緑地の顔となるような風格といいますか、きちっとそういったイメージも醸し出されるような広場としての整備もあわせて検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆岩崎善幸 委員 そうしますと、先ほど言いました代替道路の考え方ですけれども、409号線のほうから入り口を入ってきて真っすぐ抜けられて、野球場の端を上へ上がっていく形というとらえ方でいいのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 ルート的には今委員がおっしゃられたような形に近い形になろうかと思います。ただ、この道路の接続の位置等については今後の検討になってくるかとは思います。 ◆岩崎善幸 委員 そうすると、道路の形ですけれども、これから検討とおっしゃっていましたけれども、今の中央園路並みの道路を予定しているということで考えてよろしいですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 管理車両等、通行可能なしつらえにするような形にはなるかと思いますが、今現在の中央園路のように車道、歩道と明確な形で分離されている道路と同じものという認識では現時点ではございません。広場全体としてなるべくバリアフリーといいますか、一体的な空間になるようなしつらえ等も安全対策とあわせて、その構造についても今後検討してまいりたいと考えてございます。 ◆岩崎善幸 委員 そうすると、その道路というのは、3ページのその図の整備イメージのところに書いてありますけれども、野球場に沿っては植栽をしていく。そして、その端までつなげて今の道路につなげていくというような形ですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 基本的には今おっしゃられたとおりでございます。 ◆岩崎善幸 委員 そうすると、基本的にはこの図の中央園路についてはピンクの丸が2つありますけれども、上のほうの丸から上はそのまま残るという形になるのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 現在の釣池のわきぐらいになろうかと思いますが、こちらの部分の今ある道路の位置については、現時点の計画の中ではその位置が大きく変更するということは考えてございません。 ◆岩崎善幸 委員 ルートはわかりました。それでそれは代替道路として使っていける、そういうふうに市のほうは考えているということでいいのですか。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 先ほど冒頭に、対応として、今まで使っていた経緯がございますので地域の方とお話し合いをということを申し上げています。ここについても地域の方とそういったお話し合いをしながら進めていきたいと考えております。 ◆岩崎善幸 委員 では、ぜひそういうようなお考えだったら、しっかりと住民の方々とよく連携をとっていただいて、こういうふうな考え方をしておりますということをよく説明していただきたいと思います。そうじゃないと、こういう請願・陳情が出てきますので、その辺は地元との話し合いというのは大事だと思うので、しっかりやっていただきたいと思います。  それからもう一つ、先ほど緑被率の20%は下げない、それよりも拡大していくというような話がございました。先ほど沼沢委員のほうからも話がありましたが、この広場についてはこういうふうな広場とか中央園路の現状の木々をなくしていくという方向性になると、計算していないので何とも言えないけれども、感覚的に言って、私はどう考えても緑被率20%を保てるとは思えないんです。先ほど言ったようないろんな計画は練っていらっしゃるのでしょうけれども、今のままだと20%というのは確保できないのではないかと私は思うのですが、その辺はどうですか。 ◎鈴木 緑政部長 まず、基本的なスタンスとしては今の20%を下げない、これはまず第一前提でございます。さらに、防災的な役割を持っておりますので、避難をしてここに集まってくるわけですね。そうしますと、外周の樹林地の形成というのは大切になってくると思います。輻射熱を防ぐためには、今の等々力陸上競技場の東側のほうに樹木が幾つか植わっておりますが、絵ではかなり薄いような絵になっておりますけれども、こういうところを複層的に持っていかないと、火災の二次災害から避難をしてきた方たちが熱くて大変なことになってしまいますので、そういったところの外周植栽についても厚くしていく基本的な考え方を持っておりますので、それとあわせて現在の樹木の保存、またやむを得ないものについては移植で可能な限り戻していくという考え方を持っていますので、私どもの考え方としましては20%以上にしていくという考え方を持っております。 ◆岩崎善幸 委員 私は感覚的にそういうふうに思うので、部長の決意も聞きましたから、しっかりやっていただきたい、このことを要望しておきます。 ◆勝又光江 委員 今お話を聞いていて、以前にいただいた資料の中では、この緑地の廃止予定の道路で示されていたのは、今お話ししている中で出ていた白丸の上のところは残るということだったんですけれども、以前は赤いところの道路、中央園路というのはすべて廃路をするとなっていたんです。もう一度お聞きしたんですけれども、白丸のところまではそのまま残してということになるのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回、今現在廃止を計画している道路の位置としましては、資料1の3ページの図面でお示ししていますピンクの矢印で書かせていただいいます中央園路としている部分を道路法上の道路からは廃止するということを計画してございまして、図面で言いますとAと書いてあって、Bと書いてあって黒で点々で丸が示されておりますが、こちらから多摩沿線道路に向かう部分については引き続き、計画上はもともと廃道もしないで基本的には公道として残る部分と考えてございます。 ◆勝又光江 委員 そうすると、残す部分から先ほどお話もありましたようにミュージアムの外側の、この図で言いますと黄色でずっと外周りを点々としていますけれども、その部分が園内の管理用の道路みたいなものができるということですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 この図面でお示ししております黄色の点々矢印で載せてございます市民ミュージアムの前につきましては、現在も公道として供用されておりまして、バスが通行可能な道路として整備がされてございます。この部分につきましては基本的には現時点では変更はございませんので、仮に多摩沿線道路のほうから緑地のほうに入ってきますと、図面でお示ししておりますCの部分で市民ミュージアム側のほうへ誘導するような看板を将来的にはCのあたりに設置していきたい。さらに、中に入られてきてピンクで示されています中央園路と示してございますB付近に入ってきた車については、転回広場等を設けてUターンが可能となるような形を考えてございます。現時点の中央園路という部分については、将来的には車両の入場についてコントロールをさせていただきたいと考えてございます。 ◎濱見 等々力緑地再編整備室長 補足で確認なんですけれども、我々が今回提案をしている園路がどこにつながるかという御質問だと思うんですけれども、こちらの図面でなかなか示されていないのですが、これと比較していただきまして、ここに今、野球場がございますが、野球場に沿ってほぼ真ん中のほうにつながりまして、これを全体的に園路として管理をするということになります。 ◆勝又光江 委員 そうすると、工事期間中は中央園路を3年ないし4年ぐらいの間は等々力町会の方たちも通行できる。ただし、一般車両についてはとめるということなのですが、工事が陸上競技場のほうか全体なのかよくわからないのですが、そこが終わったときに野球場のほうに管理用の道路ができるというふうになるわけですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 はい、そうです。今お話がありましたように、工事中につきましては等々力陸上競技場メインスタンドの改築を先行して行いまして、その次に硬式野球場の改築をしていきます。この工事期間としておおむね5年、6年程度の時間が必要になろうかと思いますが、その硬式野球場の整備後に今回お話ししてございます新たな硬式野球場の北側に園路としての整備をしてまいりたいと計画してございます。 ◆勝又光江 委員 住民の方たちが5年後、6年後ぐらいにここを通るというふうになるのはもっと先の話だとは思うんですけれども、そのときに多摩川を挟んで、今、宮内北側に信号機がありますね。ここの宮内北側のもうちょっと先のところで川を隔てた世田谷と川崎をつなぐ陸橋が今行われようとしていて、川崎市側のほうもその地域のところが買収がかかったりなんかして、かかるというふうになるんですけれども、そうすると、そこがつながった場合は、そこの人たちが宮内新横浜線のほうに行って409号線につながるとしたら、あそこというのは結構今でも交通量が多くて混雑しているんですけれども、そこの混雑を避けるために宮内の北側からこっち側に、ミュージアムのほうに抜け道で通ってきて、さらにここが込んでくるということはないのでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今の御質問ですが、東京側にかかる橋が設置されることによって、今で言う多摩沿線道路の宮内北側からミュージアム前の、こちらの黄色の点線でお示ししている道路のほうへの流入の可能性はないかという御質問かと思いますが、現時点におきましては、大変申しわけないのですが、そこの部分の確認ができませんので、改めてお答えさせていただきたいと思います。 ◆勝又光江 委員 中央園路がなくなって、今おっしゃったように将来的には管理用の道路を住民の方々が使用するというふうになるとすると、それは今、通っているところに比べれば、かなり渋滞が予想されるほうに向かって走らなければいけないとなるので、そこのところがちょっと気になるんですね。だから、またその部分については今おっしゃったように教えていただきたいと、これはお願いしておきます。  それとあと緑の問題なんですけれども、先ほど桜の話がずっと出ていたんです。私も現地へ行って、あそこをずっと歩いている中で、桜の木が植わっていて、ここは何本ぐらいあるのだろうと思いながら歩いていたのですが、ここというのは本数はどれぐらいあるのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 桜につきましては、今の中央園路の両側にあります桜につきましては約130本ございます。等々力緑地全体におきましては約600本ぐらいの桜が現在ございます。 ◆勝又光江 委員 今回の事業で道路に植わっている130本の桜については、どれぐらいが影響するのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 現在、等々力陸上競技場のメインスタジアムの入札手続中でございまして、具体的にどういった形でのプランが提案されてくるのか、現時点ではわからない状況となっておりまして、今回の陸上競技場メインスタンド工事でどのぐらいの本数が支障を来すかというのは現時点では本数等はまだ把握してございません。 ◆勝又光江 委員 桜以外にも今回の事業の中で影響するのは何があるのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 現時点でイメージ図等を示しております計画の範囲ですと、先ほどお話しさせていただきましたけれども、周辺の道路の再編も含めて、正面広場について今後、再整備を進めていく考えをしてございますので、正面広場に植えられておりますケヤキとかクスノキとか、そういった樹木についても、今後、施設の計画の中で具体的な再配置計画等について引き続き検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆勝又光江 委員 桜もそうですけれども、ケヤキもクスノキもということなんですね。先ほどお話がありましたように、桜は50年から60年ということで、今回この場所に植わっているのは40年ぐらいということなんですけれども、ここに住んでいる方たちにしてみれば、50年前後ずっとここにお住まいの方もいらっしゃるんですよね。そうすると、毎日のようにここを通って、若木のときから、植えたときから大きくなるまでずっと見てきているわけですよね。それをいろいろ調査して、植えかえられるものは植えかえると言うんですけれども、今までずっと見てきた木がなくなるということなんです。それは移植したとしても、その場所にはなくなるということですから、ずっと長年見てきた木がなくなるというのは随分と気持ちの上では違うと思うんですよね。ですので、残せるものは残してということなんですけれども、この場所にあったからこそ見ていられたという気持ちがあるので、そこのところは十分考慮していただきたいと思います。先ほど話が出ていたように、もう寿命が来ている、移植もできない部分はベンチなどのリサイクルにという話がありましたけれども、私も先ほどの委員と同じように、この言葉を聞いてぞっとするんですよね。今ある木をリサイクルするという言葉をこの場所で言ってほしくなかったなと思います。桜もケヤキもクスノキも、ここに住んでいる人たちにしてみれば一本もなくしてほしくないという気持ち、それは移植してあるということではなくて、ずっとその場所で見たいということだと思いますので、その辺のところをよく理解していただいて対応していただきたいと思います。 ◆原典之 副委員長 先ほどからの陳情第72号のほうなんですけれども、桜とかケヤキを移植、移植と委員からの御質問のお答えにあるのですが、移植は1本どのぐらいかかるものなのですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 状況によっても多少の前後はあろうかと思いますが、桜1本につきましては約75万円ぐらいがかかるのではないかと考えてございます。 ◆原典之 副委員長 私も個人的に調べて、100万円単位でかかるという話も聞いているんですけれども、仮に130本が全部というと億の単位がかかると思うんですよ。それも認識した上で移植というお答えをされているんですよね。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 はい。具体的にそういう本数になれば、今言ったような費用がかかっていると認識してございます。 ◆原典之 副委員長 私も12月に一般質問の中で、今の地図で見ると桜の並木がなくなってしまうように見える、では広場をつくった際には周りに囲むように桜を植えかえてはどうかと。ただ、植かえると億というお金がかかるので、違うところから桜を新しく買ってくるのも一つでしょうけれども、住民感情とかももろもろ考えれば、接ぎ木をしてやられてはどうかと質問させていただいたのですけれども、そういったことは御検討には入っていないのかなと思いまして……。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 桜につきましては接ぎ木も含めて、できる限りの再生も含めて、今回の計画の中では検討してまいりたいと考えてございます。 ◆原典之 副委員長 よろしくお願いします。  それと先ほどの資料1の2ページの3段目に等々力町会説明会が平成22年2月6日にあったと。だけど、請願書には去年の7月に説明会が初めてありましたと書いてあるんですけれども、この1年4カ月ないし5カ月のタイムラグというのは何があったのでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 資料1の2ページにお示ししております中段に、平成22年2月6日に基本構想(案)の段階で一度、町内会のほうへ御説明した経過がございます。その後につきましては、23年7月2日に改めて実施計画に基づいて御説明を実施しております。 ◆原典之 副委員長 その間にブランクというのは、そもそも道路をなくすというか構想のようなものは伝えてあったのではないのですか。
    ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 等々力町会の皆様に対しての説明会では、平成23年7月2日時点の説明会で具体的に廃道になる旨の説明をさせていただいているところでございます。 ◆原典之 副委員長 先ほど1年間に100日イベントがあるという話だったんですけれども、サッカー以外に何がここであって100日になるのでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 年度によって多少の前後はございますが、Jリーグのサッカー等が1年間で約25試合ぐらい。陸上競技場の陸上大会等々での利用が年間40日から50日ぐらい。その他ということで、Jリーグ以外のサッカーでの利用ですとか、他の利用として年間20件ということで、陸上競技場そのものの利用としてはおおむね100日弱ぐらいの利用がなされてございます。 ◆原典之 副委員長 そうすると、4日に一遍ないし3日に一遍ぐらいはイベントがあるというお答えだったんですけれども、サッカーの日は確かに車が込んだり人が来たり、商売をやっている方々は繁盛されていますけれども、サッカーの日以外はそんなに混む混まないというのは私は肌で感じられていないので、先ほど町会がサッカーのときだけであれば通行止めにしてもいいようなお話がありましたけれども、100日というところの数の根拠の出し方がいまいちよくわからないなと。イベントだったら何でもかんでも通行止めにしてしまうのかというのはちょっと疑問なのですが、それは特にお答えいただかなくて結構です。  それと先月、5月24日にまた住民説明会があったと話を聞いているんですけれども、そのときに町会の方々からの質問に対して、中央園路の廃止のことも含めてなんですけれども、町会長に言ってある、町会長に言ってあると、こういった答弁が繰り返しあったと聞いているのですが、これは事実なのか事実じゃないのか、お答えいただけますでしょうか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 5月24日の説明会の中で、今まで計画に対してどういう形で町会に意見をお伝えして、その中でやりとりがなされていたのかという御質問の中で、今回の整備計画につきましては検討委員会を立ち上げ、組織し、その中で地域の代表者である町会長さんに委員になっていただいて、その中で計画についての議論がなされてございましたという御説明を基本的にはさせていただいてございます。そういうやりとりの中で、直接的に個々の方がそういうお話を具体に聞いていないというやりとりが繰り返された中で、行政手続の中では基本的には検討委員会及び町会長さんを通して適時必要に応じてお話をさせていただいておりましたというお答えを会議の中で一度させていただいてございます。 ◆原典之 副委員長 町会長というのはあくまでも任意の団体の長であって、もちろん発言には重きを置いてお話もされるでしょうけれども、そこまで責任を押しつけて逃げるような行為というのは、局長、私はおかしいと思うんですよ。だって言ってあるからといったら、行政は逃げてしまいます。もうこれでおしまいですなんていうやり方は非常に残念ですし、説明責任ができていないと思うんです。我々、川崎市の市議会議員だってちゃんと地元にも説明していかなければいけない責任もありますし、もちろん行政の方もいろんな会議を重ねて町会のほうにも地元にも、これは等々力だけではなくて、西には宮内があり、南には御殿町があり、東には陣屋町があるんですよ。そこら辺も含めて、何で事前に例えばパブコメではなくてアンケートだっていいと思うんです。パブコメというのは広く知らしめることが一つのやり方でありますし、個別で近隣に接するところの町会というのは、例えば清掃活動であったり、サッカーのときには騒音だとかそういったところにも、恩恵を受けている御商売をされている方もいますけれども、基本的には迷惑をされている、我慢してくださっているという意味で協力をしてくださる住民もいるんですよね。そこだけにはせめて個別でアンケートをとるとか、先ほどもいつ道路の話があったとかいうこともありましたけれども、そういう交通調査もしていない、アンケートもしていないという中で、これで町会長に言ってあるから、検討委員会で出ましたからというのは非常に乱暴なやり方だと私は思います。  そしてこの検討委員会も、今これは既に解散されていますでしょう。何でこれを解散してしまったのかなと。だって、まだ広場だってこれから決めていくような段階じゃないですか。我々、中原区の区議団は屋外プールも求めてはいたんですけれども、それも今後の議論にはなると思うんですが、そこら辺も含めて、検討委員会が発足して解散をして、でもその検討委員会の人には言ってありますなんていうのは、結局トカゲのしっぽ切りで、これも私は質問しましたけれども、総合企画局から建設緑政局にかわったとはいえ、住民からすれば同じ行政なんですよ。わからない、わからないでは済みませんし、これもしっかりと果たしていってほしいですし、あとは先ほどからあった代替道路、工事中にある道路ももちろん安全の担保ということも含めて、これからもしっかり町会、もしくは検討委員会をもう一度立ち上げるとか、そういったことも含めてぜひよろしくということで要望とさせていただきますので、私からは以上でございます。 ○山田益男 委員長 ほかにございますか。                 ( なし ) ○山田益男 委員長 ほかに質疑、意見等がなければ、請願第41号、陳情第72号の取り扱いについて御意見をいただきたいと思います。 ◆浅野文直 委員 緑を少しでも伐採しないでほしいということは最大限、願意はそのとおりだなとも思います。ただ、請願第41号のほうでは道路を存続させることということで言い切っておりますので、広場の件もございますし、自民党としましては今後の推移を見守る形で継続という形が妥当かなと思います。 ◆沼沢和明 委員 私ども陳情第72号と請願第41号は、一括審査はしましたけれども、願意は別のものととらえておりまして、請願第41号については自民党さんが言われたように代替道路と現在の道路の存続ということですので、これは大変厳しいかなと。それにかわるものとして代替も検討するということでしたので、これは推移を見守ってまいりたい。また広場の設置につきましても、これからどういう形になっていくのか見守ってまいりたいと思いますので、請願第41号については継続で、陳情第72号につきましては、願意の中で1本でも多く現存の緑の木々を残せるように設計・配置していただきたいということですので、これは採択で結構かなと思います。 ○山田益男 委員長 済みません、もう一度お諮りします。それぞれ別々にという意見もございますので、請願第41号を最初に皆さんに御意見を伺って採決をしてから、陳情第72号に移りたいと思いますが、そういう扱いでよろしいですか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、最初に請願第41号について、今、2つの会派から継続という御意見がございました。 ◆粕谷葉子 委員 私どももこちらのほうは継続ということで、推移を見守ってまいりたいと思います。 ◆佐野仁昭 委員 先ほども十分御理解、御協力いただけるように、また御要望を反映できる部分については最大限尊重していただくということで、その余地があると思いますので、ぜひ継続して見守っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆月本琢也 委員 私も防犯対策等を含めて、きょういろんな意見・要望も出ていますので、今後の推移を見守るという意味で継続でお願いします。 ○山田益男 委員長 それでは、「請願第41号 「等々力緑地再編整備実施計画」と「等々力緑地陸上競技場整備計画」に伴い廃止予告された、「等々力地区幹線生活道路を存続させること」に関する請願」については継続審査とすることでよろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 引き続き、陳情第72号の扱いについて発言をお願いします。 ◆浅野文直 委員 桜は50年程度は生きられるものだとは思いますけれども、北部のほうでは結構新しい木、30年以内の桜も台風のときにかなり倒れて被害が出たりとかいう形で伐採せざるを得ないという状況がありますので、必ずしもすべて残せというふうには言い切れないと思いますから、今後、診断をした上で一本でも多くのものを移植なり接ぎ木なり、またはどうしてもそこの場所にできないのであれば、他の市の施設または街路に持っていってでも、できる限りの努力をしていただきたいということで、願意を尊重する意味で採択してもいいのかなと思います。 ◆沼沢和明 委員 うちも採択。 ◆粕谷葉子 委員 私どもも設計でしっかりと配置をしていただくということですので、桜の木は空洞が出ていたりして残せないものもあるとは思いますので、そういう中でしっかりと植栽をお願いしたいということで採択。 ◆佐野仁昭 委員 私どもも皆さんと同様で、一本でも残してほしいということで採択していただきたいと思います。 ◆月本琢也 委員 私も一本でも多くという思いが、これから生態系の話もありますので、採択でお願いしたいと思います。 ○山田益男 委員長 それでは、「陳情第72号 等々力緑地の木々の伐採に関する陳情」につきまして、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。                 ( 全員挙手 ) ○山田益男 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって採択すべきものと決しました。  傍聴の方、審査は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでした。                 ( 傍聴者退室 ) ○山田益男 委員長 理事者の方も退席をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○山田益男 委員長 次に、「請願第38号 都市再生機構賃貸住宅(旧公団住宅)を公共住宅として継続し、居住者の居住の安定を求める意見書提出に関する請願」を議題といたします。  なお、本件につきましては、5月25日の委員会におきまして審査し、継続審査となっており、意見書の扱いにつきましては正副委員長に一任されておりましたが、意見書の提出が見込まれました。つきましては、正副委員長案をお手元に配付してございますので、まず事務局から意見書案を朗読させます。 ◎大川 書記 (賃貸住宅居住者等の居住の安定の確保を求める意見書(案)朗読) ○山田益男 委員長 ただいまの意見書案につきまして御意見がございましたらお願いします。                 ( なし ) ○山田益男 委員長 それでは、意見書案の採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、国あてに賃貸住宅居住者等の居住の安定の確保を求める意見書(案)を提出することについて、賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○山田益男 委員長 全員挙手です。よって、本意見書案は全会一致をもって国あてに提出すべきものと決しましたので、その案文を議長あてに提出いたします。  次に、請願の取り扱いについて御意見をお願いいたします。 ◆浅野文直 委員 まず意見書につきましては、正副委員長に御提示をいただきましてまことにありがとうございました。意見書を提出するということでありますので、本来であればこの請願は採択に向けた動きになるのかとは思われますけれども、若干イレギュラーではあるかと思いますが、我が会派としましては、請願の趣旨にあるような特殊会社化すべきではないというような形で、この大変な状況にある国の改革の中の位置づけを地方議会があたかも反対するような形を採択することはいかがなものなのかという思いがございますので、意見書は提出いたしますけれども、その意見書の中身はあくまでも高齢者世帯、または障害者を初めとした最低限度のしっかりとした安定的な居住の確保ということを目指しているものでありまして、都市再生機構の会社のあり方をどうこうするものではないことを前提としてございます。請願につきましては継続として今後の推移を見守る形での扱いでお願いしたいと思います。 ◆沼沢和明 委員 同じく、請願は3つの内容が含まれておりますけれども、これについては正副委員長にお骨折りいただいてこういう形になったのですが、請願そのものについてはいかがなものかということで、継続でお願いしたいと思います。 ◆粕谷葉子 委員 自民党さんが全部おっしゃってくださったので、私どもも同じ意見です。 ◆佐野仁昭 委員 私たちは逆に、本当に正副委員長にこういう形でまとめていただいて、一致点を大事にしていただいて、こういう案文をつくっていただいたことに感謝を申し上げます。その上で、私どもは出されてきた方々の願意についてはもうちょっと踏まえた今後の推移も見守っていかなければいけない。市議会としてもぜひ見守っていきたいという立場でございますので、別な意味で継続という形でよろしくお願いいたします。 ◆月本琢也 委員 意見書の作成に正副委員長にお骨折りいただきましてありがとうございました。私も、この請願の要旨の中で3点目のところが非常に重要な部分であるということと、住宅のセーフティネットという観点でと思いますので、請願の趣旨で賛同できない部分もあったりしますので、今後の推移を見守るという意味でも継続でお願いいたします。 ○山田益男 委員長 「請願第38号 都市再生機構賃貸住宅(旧公団住宅)を公共住宅として継続し、居住者の居住の安定を求める意見書提出に関する請願」につきましては、継続審査とすることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、本件は継続審査といたします。         ───────────────────────── ○山田益男 委員長 次に、「閉会中の継続審査及び調査の申し出について」を議題といたします。  まず、お配りをいたしました資料に基づいて事務局に説明をさせます。 ◎髙橋 書記 それでは、お手元に配付させていただきました資料につきまして御説明申し上げます。  本日、6月19日現在のまちづくり委員会に付託されております請願第4号外9件、計10件及び陳情第2号外8件、計9件を記載しておりますが、以上の請願・陳情の閉会中の継続審査及び所管事務の調査を議長あてに申し出ることについて御協議いただきたいと思います。  なお、別紙には6月15日の本会議で本委員会に付託され、継続審査の議決済みの請願・陳情でございます。御参考までにまとめて記載しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○山田益男 委員長 ただいまの説明のとおり、閉会中の継続審査として請願10件、陳情9件及び所管事務の調査について議長あてに申し出ることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○山田益男 委員長 それでは、そのように議長あて申し出をさせていただきます。         ───────────────────────── ○山田益男 委員長 次に、その他として、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。   協議の結果、7月13日(金)、18日(水)、20日(金)に開催することとした。         ───────────────────────── ○山田益男 委員長 そのほか、委員の皆様から何かございますでしょうか。                 ( なし ) ○山田益男 委員長 それでは、以上で本日のまちづくり委員会を閉会いたします。                午後0時23分閉会...